別冊文藝春秋 電子版36号 (2021年3月号)
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◆連載スタート◆ ・朝倉かすみ「よむよむかたる」
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<別冊文藝春秋 電子版36号 (2021年3月号)について>
◆連載スタート◆
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
小樽の古民家カフェで開かれる〈坂の途中で本を読む会〉。本を読み、人生を語る、みんなの大切な時間。最年長九十一歳、最年少七十七歳、今日も賑やかに全員集合!
[はじまりのことば]
同好の士による「ちいさな集まり」を書いてみたかった。そこでは、本来の姿で語り合う人たちに出逢える気がするから
・武田綾乃「世界が青くなったら」
ある朝、大好きな彼の存在が消えていた。夢で招待される雑貨店、謎めいた店主、記憶の結晶……この不思議な世界の先で、彼とまた会うことはできるのだろうか
[はじまりのことば]
もしも時を戻す魔法が使えたら、もしも二度と会えないはずの相手に会えたら――私はどんな未来を選ぶのだろう?
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.11 取材・構成 瀧井朝世
・呉勝浩「自分なりの『テロリストのパラソル』を書きたい――その決意の裏に秘めた積年の想いとは」
著者に訊く
・新川帆立『元彼の遺言状』
・櫻田智也『?かえる』
◆グラビア◆
・ひがしちか「アトリエ探訪 in八ヶ岳山麓」
日傘に魅せられ、独学でつくり始めて十年。長野に居を移し、鶏の声や滝の音に囲まれながら、制作にいそしむ日々
◆連載小説◆
・島本理生「星のように離れて雨のように散った」
私は向き合おうと思う。封印されたあの数日間の記憶と
・長浦京「アキレウスの背中」
怪我をして以来、本気で走ることから逃げてきた悠宇に監督が見せたものとは
・藤井太洋「オーグメンテッド・スカイ」
名門女子高生は、代理店主催の学生大会の欺瞞を指摘した
・相場英雄「マンモスの抜け殻」
犯行現場付近のカメラに映っていたのはなんと、あの男だった
・伊東潤「夜叉の都」
朝幕融和を目指す実朝は、後継に親王将軍の擁立を主張する
・澤村伊智「邪教の子」
「大地の民」に潜入した俺は、ついにあの女と対面する
・真藤順丈「ものがたりの賊(やから)」
危機に陥る翁と六条院。疫病対抗の鍵を握る媼とは何者か
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
蓮姫の無事を知らしめるため、一行は王宮に戻ることに