科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました
(C)Kaeruko Akeno 2019
『わたし、定時で帰ります。』で話題の著者、朱野帰子が描くお仕事小説。
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<科学オタがマイナスイオンの部署に異動しましたについて>
「マイナスイオンドライヤーなどの美容家電製品は、廃止すべきです」
大手電器メーカーに勤める科学マニア、羽嶋賢児は、自社の非科学的な商品にダメ出しをしたばかりに、最も行きたくなかった商品企画部に島流しに…。
空気を読まずに正論を言う。そんな賢児はやがて部の鼻つまみ者扱いになってしまう。賢児のまっすぐすぎる科学愛は、美容家電を変えることができるのか!?
自分の信念を曲げられずに日々会社で戦っている、
すべての働く人に贈ります。