がん免疫療法
(C)阿部 吉伸
胸部外科学会認定医として、25年間がん患者さんの治療に携わってきた私が、がん免疫療法を主体としたクリニックを開設した一番大きな動機は、現在、行われているがんの三大治療、手術、抗がん剤、放射線治療に対する不満でした。
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<がん免疫療法について>
胸部外科学会認定医として、25年間がん患者さんの治療に携わってきた私が、がん免疫療法を主体としたクリニックを開設した一番大きな動機は、現在、行われているがんの三大治療、手術、抗がん剤、放射線治療に対する不満でした。
治療後は、皆、がりがりに痩せこけ、生気もなく、希望を捨て亡くなっていく姿を目の当たりにし、私が患者さんの不利益にならない治療法として選択したのが、「活性化自己リンパ球療法」を中心とした「免疫細胞療法」という第四のがん治療法です。
これは、患者さん自身の免疫細胞、とくにリンパ球やナチュラル・キラー細胞(NK細胞)をいったん体外に取り出して、培養しながら、インターロイキン2で刺激を与えて活性化させ、数百倍に増殖させたうえで、患者さんの体内に戻すことによって治療しようというものです。
免疫療法の利点は、副作用がないがん治療ということです。マイナスは一過性の発熱くらいで、必ずプラス効果があります。そして、その効果は、従来の抗がん剤と比べても、決して劣らない有効性があることが今までの1000人以上の治療経験でわかっています。しかも、患者さんを苦しめることもなく、生活の質(QOL)を高めます。
私はこの治療法を広くあまたに知っていただくべく、本書を出版いたしました。がんや体調不良でお悩みの方は是非、ご一読いただければと思います。